こんにちは!中田聖子です。
6月18日(土)に行われた中級・生き物戦略コース3回目の様子を報告します。
この日のテーマは「増える」です。
飼育を続けてきたカイコが、ラッコラ前日についに羽化しました!
成虫はこの後、何をするでしょう?
成虫になったカイコは、この日のテーマ「増える」ために、交尾をして卵を産みます。そして短い一生を終えます。
まだオスの成虫ばかりで繁殖行動が見られなかったのですが、幼虫の姿からダイナミックな変化を遂げたカイコを観察して、みんなで生き物の不思議を改めて実感しました。
(この2日後にメスの成虫が現れ、無事に卵を産みました!)
サイエンス編
生き物の増え方の戦略について勉強しました。
小さな卵(子)をたくさん産む戦略、大きな卵(子)を少なく産む戦略、どちらの戦略も有利な点と不利な点があります。
生き物博士の栃内先生も「ヒトはどっちの戦略だと思う?」と子供達に問いかけながら、わかりやすく解説してくださいました。
生き物が増えて、ある地域の中で同じ種類の生き物が増えるとどんなことが起こるでしょうか?
北海道のエゾシカを例に考えました。
プログラミング編
サイエンスで学んだ「生き物の増え方の戦略」を頭に入れて、プログラミング編へ。
このコースのプログラミング編では、最初に配られたプログラムに自分で毎回改造を加えていきます。
この日は「繁殖」コマンドを追加して、生き物が増えるようになるはず!
が、そう簡単には増えません!
繁殖「コマンド」が実行されるのは、「繁殖できる」状態で、かつ「周りに繁殖できる相手がいる」場合です。
第2回でやった「成長する」が上手くできていないと、「繁殖できる」状態になりません。そして、繁殖できる相手にも出会えません。
第2回のワークシートも見直しながら、プログラムに調整を加えていきました。
最後に、みんなの作ったライブラリを集めて、いつもの対戦を行います。
まだ上手く繁殖ができていないようですが、この日「寿命」も加わったので一気に全滅してしまう生き物も出てきました。
寿命が来る前に「増える」ためには、まだまだ調整が必要なようです。
本物の生き物達は、「増える」ことができているからこそ、絶滅せずに続いているのですね。すごい!
最後に今日やったことをワークシートにまとめて、終了です。
子供達に書いてもらった感想を一部紹介します。
◆サイエンスの感想
・さなぎや成虫がさわれておもしろい体験ができた。
・カイコがすごく大きくなっていておどろいた。
◆プログラミングの感想
・今まで急に5体や0体まで下がりましたが、結こう長く生きられました。繁殖もできるようになったので、もっと強くしたいです。
・思ったより繁殖の判定が難しかった。
・少してこずった。
次回は、肉食動物が登場予定!さあどうなる?!
お楽しみに!
【ラッコラ・中田聖子】
追伸:この日は、テレビに新聞に取材Dayでした!子供のサイエンスやプログラミングは、注目されていますね!