レポート「初級葉っぱコース4回」

11月23日、葉っぱコースの第4回を開催しました。
その様子をお伝えします!

紅葉していた葉っぱも落ちて、の形が良く見えるようになりました。

葉っぱが落ちてしまった後の葉っぱコースでは、葉っぱのついていたところに注目します。今回のテーマは、「木の発生学(形とルール)」。木の形について見ていきます。

 

サイエンス編の様子

まずはラッコラの教室の窓から、みんなで木を観察。葉っぱの各部位の名前を考えたように、今回は木の部位の名前を確認します。庭の木ももうすっかり葉っぱがありません。

木をよく見たところで、この日のサイエンスのテーマ「木の形が作られるルールを考えよう。」に取り組みます。木の形、よく見ると複雑な形をしていますよね?

 

木の成長をじっと観察することはできないので、この日は碁石を使ったアクティビティで木の形が作られるルールを考えます。「伸びる」、「枝分かれする」、このルールだけだと木のような形になるけれど、窓から見た木とは何か違います。

実は、もう一つの重要なルールがありました。木の形が作られるには、3つのルールが必要だったのです。早速、アクティビティで木の成長を確認してみます。確認が終わったら、それを活かして、プログラミングで木をかきます。

プログラミング編の様子

プログラミングの目標は「自分で自分を呼び出して木を書こう。」です。最初に参加者に「自分で自分の名前を呼んでみよう!」と言ってみました。人間がやると、自分で自分を呼び出すって、なんだか変ですね。

これまでのプログラミングでも、ある関数が他の関数を呼び出すというところがありました。自分で自分を呼び出すというのはどういうことかを、プログラムを見ながら確認します。

プログラムではこれを「再帰」呼び出しといいます。今回はこの再帰を使って木をかきます。手で同じ形を繰り返して描いていくのは大変ですが、プログラミングならコンピューターに描かせるから楽々です。繰り返し呼び出す数を変えると、複雑な形をした木がかけました。

そして、第1回から第3回でかいた葉っぱも生えるように改造。さらに、木の形や動きを加えて、それぞれ自分の木を作り上げました!マウスを動かすと形が変わったりもしますよ!

皆さんの感想

ここで参加者の皆さんに書いてもらった感想を紹介します。

サイエンスの感想
新しくわかったこと

  • 今日は、木の形が作られる3つのルールを学びました。
  • 木が大きくなる仕組み
  • 木の枝分かれの仕組み。
  • 伸長成長と、肥大成長という言葉。

プログラミングの感想
工夫したり頑張ったりしたところ

  • 葉っぱを大きくしたり、小さくしたりして、本物に近づけるように工夫しました。
  • なびき方や枝の角度
  • 再帰呼び出しについて改めてわかった。あとは、レベル5のかいぞうを見つけれてよかった。
  • 全体的なバランスをよくするところをがんばった。

サイエンスでやったことでプログラミングに活かしたこと

  • じっさいの枝は太いけど、私の葉は小さいので、枝、幹の太さをちょうせつする時に活かしました。
  • 肥大生長させた
  • 幹から枝に分けたりした。
  • 枝分かれの仕組みをつかった。
  • 幹が太いということ。

次回はいよいよ最終回。発表会を行います!お楽しみに!

(2019-12-04 中田聖子、柳田拓人)