11月9日、葉っぱコースの第3回を開催しました。
その様子をお伝えします!
札幌は紅葉真っ盛り(でした)!(このレポートを書いている今は、紅葉も終わり雪景色になってしまいました。)
今回のテーマは「葉っぱの生理学(色の仕組み)」。秋になると葉っぱの色が変わるのはどうしてでしょうか?その謎に迫ります。
サイエンス編の様子
この日の実験は少し時間がかかるので、早速準備。用意したのは、赤、黄、緑の葉っぱ。中にどんな色素(色のもと)が含まれているかを調べるために、粉のようになるまで、よくすりつぶします。
実験で使うのは薄層クロマトグラフィーという方法。これで葉っぱに含まれている色素を種類ごとに分けて、どのような色素が含まれているのかを調べます。
赤、黄、緑の葉っぱに含まれる色素にはどんな違いがあるのでしょうか?この実験で、あっと驚く結果が!
どうやら葉っぱの紅葉には、色素に違いがあり、その変化には温度が関係しているようです。さらに、札幌の最近の気温の変化のグラフも見てみました。
紅葉の仕組みが分かったら、今度はプログラミング編の「場合に合わせて葉っぱの色を変えよう。」に挑戦です。
プログラミング編の様子
サイエンスで分かった、温度の変化と葉っぱの色の変化を活かして、プログラミング編では前回までに作った葉っぱの色が、温度(パソコンの画面に温度計が出てくるのです!)によって変化するようにします。
この日新しく覚えたのは「if(イフ)文」。「もし〜なら」と「場合によって」葉っぱの色を変える時のポイントになります。
毎回、プログラムを観察するたびに、少しずつ新しい要素が増えてきています。前回にはなかったものは何か、違いを見つけ出すことも学びの一つです。
何度でどんな色に変わるかは、「if文」で書きました。それぞれプログラミングでも、きれいに紅葉する葉っぱを作ることができました!ワークシートに書いていないことも、自分で工夫して取り組んでくれた参加者もいましたよ!
皆さんの感想
ここで参加者の皆さんに書いてもらった感想を紹介します。
サイエンスの感想
新しくわかったこと
- 生理学とは、生き物の体の中で起こっている現象を調べるサイエンスということ。
- 色素の名前や色、紅葉のしくみ
- 葉の色素の名前やどうして紅葉するかがわかった。
- 葉っぱがつねに黄色だということ。
プログラミングの感想
工夫したり頑張ったりしたところ
- 赤、黄、緑になる温度を20度ずつにしたことです。
- 色をだんだんかえる
- だんだん変わるというところをつかった。
- 色をじょじょに変えていくところ
- if文をたくさん使った。
サイエンスでやったことでプログラミングに活かしたこと
- 20度ずつにしたときに、黄色が少なすぎると思ったので、この位かなと思ってプログラミングで活かせました。
- カロテンとキサントフィルは元々ある。
- 気温の変化や、色の変わりかたを活かした。
- 葉っぱの色の変わりかた
次回は、葉っぱの生えているところ、「木」を見ていきます!お楽しみに!
(2019-11-22 中田聖子、柳田拓人)