【体験談】上手に生き残るためのプログラミング(1)

こんにちは、ど文系な広報担当のなっちゃんです。
前回の記事にアップしましたように、先日修了した中級「生き物戦略コース」について体験談を紹介してまいりますー!

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↑こちら、教室の様子です。子どもたちに混ざって真ん中で笑っているのが私です。

 

さて中級編。
ラッコラチームが悩みに悩んで決まったテーマが「生き物」。
ラッコラのすごいところは、サイエンスとプログラミングが相互補完しあって理解の強化をするカリキュラムであることです。
バラバラに学ぶのとはまったく違う効果があります。
そのために、サイエンスとプログラミングのカリキュラムを独自で組み立てていくのですが、その組み立ては想像を絶する産みの苦しみであろうと横で感じています…
サイエンスとプログラミングの相性の良さ、凄さを体感したのが、この中級編「生き物戦略コース」でした!

私たち人間を含めて、生き物が生きていくためには基本的な行動があり、それらは生きていくために遺伝子によって決められている(プログラミングされている)ということが言えると思います。
例えば、食べること、敵から逃げること、成長すること、子孫を残すこと…
きっとたくさん思いつくでしょう。

生き物戦略コースでは、生き物がしている行動を学び、その学びを元に、自分オリジナルの生き物をプログラミングによって作っていくというもの!
(えーーー!何それー!と初めて聞いたときにテンションあがりましたよ!笑)

生き物戦略コースでは、5つの基本的な行動

  • 食べる
  • 成長する
  • 子を残す
  • 捕食・防衛する
  • 共存する

という5つの行動を学び、プログラミングしていきます。

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生き物戦略コースでは、たくさんの生き物が登場します。
初めて登場したのが、カイコ。
(小学校のときに、カイコのまゆを取る実験をしたことを思い出します。)
5つの基本的な行動の1つ「食べる」の戦略を考える上で、何を食べる選択をするか、その代表として、クワの葉しか食べないカイコが登場しました。

生き物が何を考えて、どう生きているのか。
どういう戦略で、子孫を残し、繁栄していくのか。
そのために何を食べるのか。
ちゃんと生きていけるだけのエサが得られるか。
天敵から逃げるためにはどうしたら良いか…
様々な生き物の事例をもとに生き物戦略を紐解いていきます。

これがなんとまぁ、私たちの身の回りの生き物も、とても長い月日をかけて、進化して、今もなお生き残っている、とてつもない戦略によるものなんだと、少しずつ分かってきます。

そして全てがトレードオフであることも、わかってくると、もう、ムムム…となる。


体のサイズを小さくする
  → エサが少なくて良い
    敵に見つかりにくい
    でも敵に食べられやすい

1つの種類のエサしか食べない
  → エサを独占できる(他の生き物が好まないエサであることが多いため)
   エサが何らかの理由で無くなると絶滅する


とか。

じゃあ、子孫を残すときには、その選択はどうだったのかー…
なんてことにもなる。
この人生も世の中も、すべてトレードオフな訳であります…

こんなリアルに、生き物の戦略について考えたことはないし、
学校でも習わないですね笑
これらの学びが、この後のプログラミングに全部反映されていきます!
逆に、プログラミングに生きてくるからこれだけリアルに考えられる
(北海道弁で言えば、考えさる)ということもあるのかもしれないな。

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今回のカリキュラムを作るのに、様々な資料や文献を読み漁り、Facebookを活用して北海道大学の仲間たちからいろいろな情報を集めるなど、サイエンス担当の古家さんのバイタリティもすごい(涙)
この資料も一部だそうです。そんな古家さんも虫は苦手です…笑

文献見てもらうとわかるのですが、内容は大学生が読むようなものも多いです。
カリキュラムの中にも、最近の研究で明らかになったようなことも出てくることがしばしば。

それにしても、実際の生き物を使った行動観察はとても面白かった。
カエルがコオロギを捕食する瞬間、また捕食行動に入るための姿勢。
アリジゴクが出来ていくまでの様子、アリが落ちたときに何が起こるのか…
子どもたちと一緒に、キャーキャー言ってました。
改めて知らないことがたくさんあるなぁと、子ども以上に楽しんでいるんじゃないかとたまに思います。役得だなぁ(笑)

長くなっちゃったので、

上手に生き残るためのプログラミング(2)

に続きます。

 【広報担当・なっちゃん】