テーマ
テーマは生き物の刺激と反応のサイエンス。
生き物が周りの環境から受け取った情報(刺激)に反応する仕組みを、分子、細胞から個体に至るまで様々なレベルを通して捉えます。そして、それをプログラミングによって、自分オリジナルの小さな生き物として再現してみます。
イメージするのは極限。
地球上に生命が誕生したと言われる、およそ38億年前。それ以来地球は、酸素の供給から氷河期、隕石の衝突と、劇的に環境を変化させてきました。そんな激動の歴史を生き延びてきたのが生き物たち。また今でも、深海や火山などの「極限」環境に、あえて生息する生き物が存在します。そこには、環境に応じた生き延びるための工夫があります。感じる生命コースでは、歴史を通じた様々な「極限」の生き延び方から、生き物の巧みな環境との関わりについて考えます。
感じて、応じて。
私たち人間は、強い光を感じるとそれに「反応」して目を細めます。一方、小さな細胞も、ある種の物質を感知すると、別の物質を出すなどの「反応」を示します。外の世界の変化を感じて、それに応じる。その意味では、一つの細胞も沢山の細胞からなる生物も、同じように振る舞っていると言えるでしょう。生き物のいろいろなスケールでの現象を「刺激への反応」という枠組みで捉えることによって、サイエンスにおける「モデル」の考え方を養います。
刺激が来た。さあどうする?
プログラムに従って動く小さな小さな生き物を、画面の中で「培養」します。考えなければならないのは、刺激が来た時に、どう反応するのかということ。刺激に近づいていくのか、遠ざかっていくのか。それともその場で耐え忍ぶのか、あるいは刺激そのものを変えてしまうのか。小さな生き物のごく単純な刺激への反応が、全体としては「複雑」な反応となって現れます。異なるスケールの現象を一度に捉える。これを即座に試して見られるのがプログラミングの醍醐味です。
環境と関係する。
自分の生き物を、みんなの生き物と同じ環境で培養すると、何が起こるでしょうか?小さな生き物たちは刺激に応じて自ら別の刺激を生み出し、それによって環境を変えることができます。つまり、複数集まった生き物はそれ自体が環境であり、相互に関係するということ。地球の歴史上、生き物は実際に環境を変え、それは今も続いています。自分だけが繁栄するのか、それとも他の生き物と一緒に生き延びるのか。生き物の「感じる」仕組みを知ることは、生命の複雑さ、尊さを「感じる」ことにつながります。
開催内容
内容
4月2日(火)温度刺激への反応(熱さ冷たさを感じる)
10:00~11:30 サイエンス: 温度と生き物の関係をみてみよう。
11:30~12:30 お昼休み ※昼食をご持参ください
12:30~15:00 プログラミング: 熱くても冷たくても増え続ける生き物にしよう。4月3日(水)光刺激への反応(明るさや色を感じる)
10:00~11:30 サイエンス: 光が生き物にどんな働きをするのか見よう。
11:30~12:30 お昼休み ※昼食をご持参ください
12:30~15:00 プログラミング: 光を使って増え続ける生き物にしよう。4月4日(木)化学刺激への反応(味やにおいを感じる)
10:00~11:30 サイエンス: 化学物質と生き物の反応を見よう。
11:30~12:30 お昼休み ※昼食をご持参ください
12:30~15:00 プログラミング: 化学物質を利用して増え続ける生き物にしよう。4月5日(金)複数の刺激への反応(組み合わせて感じる)
10:00~11:30 サイエンス: 刺激の組み合わせへの生き物の反応を見よう。
11:30~12:30 お昼休み ※昼食をご持参ください
12:30~15:00 プログラミング: いろいろな刺激の中で増え続ける生き物にしよう。4月6日(土)極限環境を生き抜く(発表会)
9:30~11:00 発表会準備
11:00~12:00 発表会 ※保護者の方に公開
サイエンス: 刺激&反応カードを使ってゲームをしよう。
プログラミング: いろいろな刺激の中で増え続ける生き物にしよう。
日程 |
2019年の募集は終了しました。 春休み5日間 |
会場 | 株式会社スペースタイム(アクセス) |
料金 | 入会金 8,000円(税抜) コース参加費 35,000円(税抜)(全9回分参加費・資料代・塾総合保険料込) ※同コース2回目受講は3,000円キャッシュバック 詳しくは、スケジュールと料金をご覧下さい。 |
対象者 | 小学3年生以上中学生まで 条件: 初級を修了して「改造レシピ」を自分ひとりで取り組めるお子様 |
定員 | 10名(最小催行人数4人) |